原央海 16年4月30日放送
Mariordo
「神様の誕生」篇
1953年3月、
1人の神様がブラジルに生まれる。
その名は、アルトゥール・アントゥネス・コインブラ。
洋服の仕立屋である父のもとに生まれた神様は、
6歳までおっぱいを飲む甘えん坊だったという。
1994年、そんな彼に日本の「内閣総理大臣顕彰」が贈られた。
アルトゥール・アントゥネス・コインブラ。
またの名を、「ジーコ」。
「サッカーの神様」と呼ばれる男。
日本との関係が深い神様は、よくこんなことを言う。
日本は第二の故郷です。
「内閣総理大臣顕彰」の外国人受賞は、
50年の歴史の中で、ジーコ以外にはいない。
神様は、日本を愛し、日本から愛されていた。