佐藤延夫 16年5月1日放送
ダンディズムとは ノエル・カワード
20世紀のイギリスで、
ダンディズムのカリスマとなったのは、ノエル・カワードだ。
自分は世界一セクシーな男。
桁外れな才能に恵まれた男。
そう自負するだけのことはあり、
俳優、作家、作曲家としても成功を収めている。
ファッション界にも大きな影響を与えた。
ドレッシングガウン、タートルネックのセーターは
彼のトレードマークになっている。
驕慢なポーズもセリフも、演技のひとつ。
そのダンディズムには、野心という言葉が似合わない。
「人生はうわべだけのパーティーだ。」
彼の言葉が、すべてを物語る。