Tournachon
東京 東京會舘マロンシャンテリー
モンブラン。
そう聞いてイメージするのはきっと、
細くしぼられたマロンクリームが幾重にもかかった、
栗色のケーキではないだろうか。
94年の歴史を誇る東京會舘には、一味ちがうそれがある。
初代製菓長の勝目清鷹が、本場のモンブランをもとにアレンジした
「マロンシャンテリー」だ。
アルプスの頂にかがやく新雪のように
まっしろで上品な出で立ちに、
多くの人々が甘いため息をこぼしてきた。
そう。目に飛び込んでくるのはマロンクリームではなく、
美しく飾られたまっしろな生クリームなのだ。
モンブランはフランス語で、白い山。
まっしろな「マロンシャンテリー」は、
東京會舘にそびえる不動のレシピだ。