茂木彩海 16年5月29日放送
Kristina Kuncevich
ペットのはなし 車椅子犬ウィリー
ペットとの出会いは皆様々だが、
テボラ・ターナーとウィリーの出会いは運命的だ。
チワワのウィリーがどのように生まれ、
育ったのかは誰にもわからない。ロサンゼルスの街なかに、背骨と、
声を出せないように声帯を傷つけられた状態で捨てられていた。
歩けない犬などいらないと、保護シェルターで
見向きもされなかったウィリーだったが、
ペットショップを経営していたテボラに引き取られることになる。
そこでウィリーが手に入れたものは、動物用の車椅子。
念願の足を手に入れた瞬間の様子を、テボラはこう振り返る。
ウィリーはベルトを締めるや否や、
まるで飛行機のように飛び出し、走り出しました。
その瞬間、ウィリーは世界一幸せな犬だったのです。
22歳で天国へ旅立ったウィリー。
飼う、飼われるという関係を超えた幸せな絆が、ここにはある。