佐藤延夫 16年6月4日放送
大恋愛の果てに ピエール・キュリー
フランスの物理学者ピエール・キュリーは、
知人のアパートで、魅力的な女性と遭遇する。
彼女の名は、マリー・スクロドフスカといった。
ピエールは何度もモーションをかけるが、
マリーは研究が終わると祖国ポーランドへ帰ってしまう。
そこで考えたのは、ただ口説くのではなく
「研究のパートナーになってほしい」という誘い文句だった。
やがて結婚した二人は、放射線の研究で
ノーベル物理学賞を受賞する。
キュリー夫人。
すっかり妻のほうが有名になってしまったが、
きっとピエールは満足しているだろう。