田中真輝 16年9月11日放送
神の視点
今日、9月11日は、
アメリカ同時多発テロ事件が
発生した日。
この事件を、神の視点で目撃した人物がいる。
宇宙飛行士、フランク・L・カルバートソン。
彼はその日、国際宇宙ステーションに滞在していた
唯一のアメリカ人だった。
その時撮られた写真には
ワールドトレードセンターから
東へと長くたなびく煙が写っている。
彼は上空からニューヨークのただならぬ様子を目撃し、
地上と交信することで、事件を知ったという。
宇宙から眺める地球に、国境はない。
暗黒の宇宙に浮かぶ、たったひとつの青い星。
なすすべもなく見下ろすその光景に
彼は何を思っただろう。
そして、神は何を思っただろうか。