佐藤日登美 16年10月9日放送
4den
飛ぶ 失った右足
義足の走り幅跳び選手、マルクス・レーム。
彼が右足を失ったのは、14歳のとき。
ウエークボードの練習中に転倒。
隣を走るモーターボートのスクリューに足が巻き込まれ、
その三日後、足を切断することになった。
リハビリで入院していたため、15歳の誕生日は病院で迎える。
友だちからの励ましも受け、事故から1年経ったある日、
マルクスは義足をつけてのウエークボードに挑戦する。
そして彼は、再び水の上を跳んだ。
「前と同じ自分になりたい」という彼の願いが前進した瞬間だった。
マルクスが走り幅跳びに挑戦するのは、
もう少し先の話になる。