佐藤理人 16年10月15日放送
ミステリー・イン・ヒストリー 「アナスタシア」
1917年、ロシア革命。
皇帝ニコライ二世とその家族の処刑により、
ロマノフ朝は終わりを告げた、はずだった。
3年後、自分は四女のアナスタシアだ、
という女性が現れた。
王女によく似たその女性の名は
アンナ・アンダーソン
彼女は処刑を逃れた後、
事故で記憶喪失になったと主張。
本人しか知り得ないこともよく知っていた。
本物かペテン師か。
DNA鑑定でも100%の答は出なかった。
社交界の華となった彼女は二度も映画化され、
ニクソン大統領の就任式にも招かれた。
87歳でこの世を去るまで、
自分はアナスタシアだと主張し続けたアンナ。
真相は未だ謎のままである。