澁江俊一 16年11月20日放送
岡本太郎と子どもの絵
今日は、世界子どもの日。
幼稚園や小学校1,2年生の子どもが
よくお日さまの絵を描きます。
いったい丸にチョン、チョン、チョンと
毛をはやしたようなもののどこに、
太陽の実感があるのでしょうか。
1950年代に
子どもの芸術教育の主流だった
うまい絵を褒め称えることを
真っ向から否定した岡本太郎。
うまくなくても、
きれいでなくても、
どんどん描けばいい。
太陽らしいものじゃなく
自分が感じた太陽そのものを描く。
感情をまっすぐ絵にあらわす。
それこそが芸術なのだ。