妻 幸田文
幸田露伴の次女、幸田文は
酒問屋の息子と結婚した。
慶応ボーイでアメリカ帰りの優しい夫は
天にも昇るほどの幸福な結婚生活をもたらした。
しかし、やがて家業が傾いて財産を失ったとき
汗して働く術を知らない夫は
文の手枷足枷となっていった。
幸田文とその娘玉の作品の中に
その姿は理想の夫として
まただらしなく甘える情けない夫として
描かれている。
今日12月3日は、妻の日。
グータラ亭主はネタにされます。
妻 幸田文
幸田露伴の次女、幸田文は
酒問屋の息子と結婚した。
慶応ボーイでアメリカ帰りの優しい夫は
天にも昇るほどの幸福な結婚生活をもたらした。
しかし、やがて家業が傾いて財産を失ったとき
汗して働く術を知らない夫は
文の手枷足枷となっていった。
幸田文とその娘玉の作品の中に
その姿は理想の夫として
まただらしなく甘える情けない夫として
描かれている。
今日12月3日は、妻の日。
グータラ亭主はネタにされます。
妻 田村俊子
明治生まれの小説家、田村俊子は
倹約という言葉を知らぬ妻だった。
小説で稼いだお金は湯水のように使い、
有り金がギャンブルで消えると
見境なくお金を借りた。
金遣いの荒さは生涯変わらなかったそうだ。
今日12月3日は、妻の日。
良妻か悪妻か、お金の使い方でわかる。
妻 若山喜志子
詩人、若山牧水の妻、喜志子は
夫が大酒飲みということを知らずに結婚したそうだ。
ほとんど外出しており、
帰ってきても酒ばかり飲んでいる亭主に、
妻として、ひたすら耐えた。
だが、牧水が若くして亡くなると、歌づくりに専念する。
もともと歌人を目指していた喜志子は、水を得た魚のように80歳まで生きた。
今日12月3日は、妻の日。
か弱き妻ほど、たくましい。
妻 大塚楠緒子
夏目漱石が恋した人、大塚楠緒子。
彼女の結婚相手は、漱石の友人だった。
妻としての生活は自由この上なく、
夫が留学している間に英語やピアノを習い、
小説まで書いて人気作家の仲間入りを果たした。
ふたりは良きライバル関係にあったが、
楠緒子はわずか35歳でこの世を去る。
漱石はこんな句を捧げた。
あるほどの 菊投げ入れよ 棺の中
今日12月3日は、妻の日。
それは、恋した人を想う日。
妻 北原菊子
詩人、北原白秋には、3人の妻がいた。
その3番目の配偶者、菊子は
「大きな赤ん坊」と言われるほどの男を献身的に支え、
波乱万丈な白秋の結婚歴に終止符をうつ。
夫の目が悪くなれば、手となり足となり、
創作活動はふたりの仕事になった。
今日12月3日は、妻の日。
不良の夫を更生させたのは、海のような広い心。
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