四宮拓真 16年12月11日放送
天才絵師 河鍋暁斎「熱量」
幕末・明治の絵師、河鍋暁斎。
初めて彼の作品を見るものは、
その熱量と膨大さに圧倒される。
とにかく多作。
1日に200枚の画を描いたこともあったという。
一方で、この多作が仇となり、
美術史の中でもなかなか評価が定まらなかった。
ただ、専門家の評価はともかく、
その驚くべき存在感は誰にも否定できない。
熱狂的なファンも多く、実はタトゥーにもしばしば使われるそうだ。
暁斎の残した熱は、いまも日本人の身体に刻まれている。