蛭田瑞穂 16年12月31日放送
出発 connecting the dots
1972年、
オレゴン州のリード大学に入学したスティーブ・ジョブズは
半年後には大学での教育内容になんの価値も見いだせなくなっていた。
両親が苦労して捻出した授業料を浪費するだけの生活に嫌気がさし、
ジョブズは退学を決意する。
興味のある授業に潜り込むことを決めたジョブズは、
「カリグラフィー」という、文字の美しさを学ぶ授業に出会う。
それがのちに、美しいフォントを持つ世界初のコンピュータ
「マッキントッシュ」の誕生につながる。
ジョブズは語る。
将来を見通して、点と点をつなぎ合わせることなどできません。
できるのはあとから点をつなぎ合わせることだけです。
だから、私たちはいまやっていることがいずれ人生のどこかで
つながるだろうと信じるしかないのです。