河田紗弥 17年1月22日放送
furanda
ジャズな一日 ~good job~
2015年に公開され、
世界中で話題になった映画のひとつに、
「セッション」がある。
名門音楽大学の伝説鬼教師のもとで奮闘する、
ジャズドラマー志望の若者を描いた作品だ。
鬼教師であるサッチャー教授の指導は
水膨れがつぶれ、手から血が流れたとしても、
演奏を続けさせるほどの厳しいものだった。
そんな彼は、作品の中で、こんなセリフを口にする。
「There are two words in the English language more harmful than good job.」
「英語には、人をだめにする言葉がある。それは、good jobだ。」
グッジョブと言われると、どこか人は安心してしまい、
成長を止めてしまう。
サッチャー教授は、そんな人間の弱さを見抜き、
自分の教え子を絶対に安心をさせない、という信念を貫くのだ。
きょうはジャズの日。