石橋涼子 17年2月26日放送
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手のはなし 西岡常一
「最後の宮大工」と呼ばれ、
法隆寺の大修理を手掛けたことでも知られる、西岡常一(つねかず)。
材料となる木を探すところから始め、
より良い仕上がりを求めて道具づくりから手がけ、
人を育てることも棟梁の役目と考える、彼の言葉。
手でものを作りあげていく仕事の者にとっては、
量じゃありません。
いいもん作らなあ、腕の悪い大工で終わりでんがな。
西岡の手は、素晴らしい建築物だけでなく、
素晴らしい弟子や道具を、多数残した。