大友美有紀 17年3月5日放送
Yawatahamangcc2016
建築家たち 松村正恒
外観から設計してはいかん
建築を作ること、
それ自体は大きなことではない。
建築はしょせん器にすぎないのだから
市役所で設計活動を行っていた松村正恒。
1954年、全国で初めてクラスタータイプの学校となった「新谷中学校」を、
1958年、ベランダやバルコニーが川に突き出している
「日土(ひづち)小学校」などを手がけた。
子どもたちの目の高さを考慮した設計、
内部で使う人のこと思い、作られた学校は、
今の時代にこそ必要かもしれない。
松村の作品は1960年発刊された雑誌の
「建築家ベスト10 —日本の10人— 」の
企画で取り上げられた。