DesEquiLIBROS
花ひらく グランマ・モーゼス
アメリカの国民的画家、グランマ・モーゼス。
「モーゼスおばあちゃん」と親しみをこめて愛されたこの画家は、
75歳にしてはじめて絵筆をとった。
貧しい農家に生まれ、働きづめの人生。
絵を描き始めた理由も、年老いてリウマチを患い
その「リハビリ」を兼ねてのことだったという。
「屋根つき橋」「冬景色」「散歩道」
彼女の絵には、日々の労働の中で目にした景色が、
生き生きと描かれている。
色のひとつひとつに、生き様が立ち現れるようだ。
晩年、どうやれば画家になれますか?
と質問されたモーゼスおばあちゃんは、
一言こう答えている。
「はじめればいいのよ」