川野康之 17年4月22日放送
ひでわく
百人一首の日その5 左京太夫道雅
歌びと、左京太夫道雅。
没落貴族の家に生まれた青年歌人。
道雅は恋人と会うことを禁じられた
お相手は内親王という高い身分のかた。
こちらは没落貴族の息子。
世間に認められるはずがない恋だった。
道雅は恋人にひそかに文を送った。
そこにはこんな歌が綴られてあった。
今はただ思ひたえなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな
ぼくはこの恋をあきらめよう。
ただそれだけはせめて人づてではなくあなたに伝えたかった。
彼らの恋を、百人一首が今に伝えている。
藤原定家が選んだ100人とその歌、百人一首。