その次の人生 今川氏真
桶狭間の戦いで敗れた今川義元の嫡男 氏真。
お家復興もままならず、
妻の実家である北条家に落ち延び、
その後、徳川家康の庇護を受ける。
ダメな二代目という評価をされがちな氏真だが、
一人の人間として見ると、かなり能力は高い。
塚原卜伝から学んだ剣術は、免許皆伝の腕前。
蹴鞠の技も確かで、織田信長の前でも披露したという。
そして和歌は1700首以上詠んだ。
なかなかに 世をも人をも 恨むまじ 時にあはぬを 身の科(とが)にして
生まれた時代が違えば、評価が180度変わった男。