大友美有紀 17年6月4日放送
「激情の人/ゴッホ」激しすぎる自己犠牲
ゴッホは、ベルギーでの説教活動が認められ、
試験的に伝道師の資格を与えられた。
そして貧しい人々の中に飛び込んでいった。
自分の衣服を分け与え、事故がおきればすぐにかけつけ、
チフスが流行すれば献身的に看病した。
まさにキリストのように人々のために働いた。
ゴッホ自身の衣服はボロボロ。
あばら屋で藁の上で寝ていた。
行いそのものは正しいが、
とても正気の沙汰とは思えない。
激しすぎる自己犠牲。
ゴッホは伝道師を解任されてしまった。