礒部建多 17年6月11日放送
Phototravelography
レゲエの神様と雨
レゲエの神様、ボブ・マーリー。
生まれ育ったジャマイカには、
年に数ヶ月の雨季が訪れる。
ハリケーンが多いことでも有名な土地である。
ミュージシャンにとって
雨は歓迎すべきものではない。
特に野外ライブなどにとっては、大敵である。
しかし、ボブ・マーリーは、
雨そのものを疎まない。
雨を感じられる人間もいるし、
ただ濡れるだけの奴らもいる。
(Some people feel the rain. Others just get wet.)
森羅万象に研ぎ澄まされた目を向ける。
そんな心の豊かさが、
「神様」とまで崇められる、
一つの理由なのかもしれない。