河田紗弥 17年6月18日放送
コーヒーはいかが? 〜賢者の学校〜
現在のイスタンブールにあたるトルコのコンスタンティノープルに
タクタカラと呼ばれる小さな街があった。
1554年。その街に、シェムジとヘケムという二人の男が
それぞれコーヒーハウスを開業した。
この二つの店舗が世界最初のコーヒーハウスと言われている。
どちらのお店も、装飾や調度品もこだわり、
居心地は抜群。
社交の場として、トルコ人の熱狂的な支持を集めていた。
この二つの店舗をきっかけに、
トルコではコーヒーハウスが急増し、
ますます豪華になっていった。
そんなコーヒハウスには、
様々な国の商人や旅人、裁判官を目指す若者、官邸の役人など
様々な人が訪れ、
別名「賢者の学校」とまで言われていたんだとか。