河田紗弥 17年6月18日放送
コーヒーはいかが? 〜コーヒー禁止令〜
現在のドイツのプロシアのフレデリック大王。
大のコーヒー好きで知られた彼は、
1781年に突然コーヒー禁止令を布告した。
当時、植民地を持っていなかったドイツにとって、
コーヒー消費量の増加は、
一方的な通貨の海外流出となってしまい、
国際収支のバランスが悪化してしまうのだ。
しかもドイツビールの消費量が減り、財政を圧迫していた。
そこで大王自ら、自分の好みを押さえて、ビールを飲むように奨励し、
コーヒーに重税をかけた。
しかし、それでもコーヒー愛好者は減らず…。
彼は、王室以外でのコーヒーの焙煎禁止に踏み切った。
その結果、貴族や将官といった
上流階級のみがコーヒーの販売を独占することとなり、
王室は莫大な利益を得たんだとか。