ネッシー 「コロンバ」
565年、アイルランドの聖職者コロンバが、
スコットランドへ布教に訪れたときのこと。
彼とその一行はある巨大な湖にたどり着いた。
コロンバを乗せるボートを取りに、
弟子が対岸へ泳いでいると、
突然怪獣が現れ、恐ろしい声で吠えた。
弟子たちが恐怖に立ちすくむ中、
コロンバは十字を切って神に祈った。
それより先へ進もうとするなかれ。
その者に触れるなかれ。戻れ!早く!
怪獣は二度と人々を驚かさなくなった。
湖の名前はネス湖という。
史上初のネッシーの目撃談である。