熊埜御堂由香 17年6月25日放送
Markus Spiske raumrot.com
日記のはなし 手帳大賞の言葉
思わず手帳にメモしたくなった身近なひとの名言を、
手帳メーカーの高橋書店が、毎年、公募している。
「手帳大賞」として選ばれた受賞作には、
なにげないのに、かけがえのない言葉が並ぶ。
病室の夕陽より、やっぱり台所の朝陽ね。
重い病気から退院した妻が、台所に立ちしみじみ言ったひとこと。
ネギにアイロンあてたのがニラだね。
小さな娘がスーパーで父に言った微笑ましいひとこと。
読んでいると、大事なひとの言葉をさっと書きとめる。
そんな日記のつけ方もあるのだと、気づかされる。