佐藤延夫 17年7月1日放送

170701-03
Paul Hoi
童謡のこころ 月の砂漠

大正時代の画家、加藤まさを。
ロマンチックな乙女の世界を描き、
少女たちから圧倒的な支持を受けた。
結核の療養で訪れた千葉の御宿海岸で、
彼は、童謡「月の砂漠」を書いたと言われている。

 月の砂漠を はるばると 旅の駱駝が ゆきました

9番まで続くこの歌は、
王子と王女の物語になっており、
どこかへ落ち延びていくような寂しさを持つ。
加藤は御宿をたいそう気に入り、余生もこの地で過ごしたという。

今日7月1日は、童謡の日。
童謡は、年をとってから聞くのも味わい深い。

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