原央海 17年7月16日放送
スポーツ フルマラソン篇
2020年が近づき、人々のスポーツ熱が高まるこの頃。
そういえば、「スポーツ」といえばこんな話が…
フルマラソンで
ゴールインまでにもっとも時間がかかった記録は
54年8ヶ月6日5時間32分20秒3。
なんと、この記録を残したのは日本人。
金栗四三(かなぐりしぞう)さんだ。
金栗さんは、1912年、
ストックホルムで開催されたオリンピックに出場。
しかしレースの途中、日射病でやむなく棄権…
のはずが、棄権の意思が大会本部に伝わっておらず、
記録は「途中で失踪」となっていた。
時を越え、54年後にその事実を発見したストックホルム市は
彼に完走を呼びかけた。
ゴールインのときは、こんなアナウンスが流れたそうだ。
日本の金栗、ただいまゴールイン。
タイム、54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3、
これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の
全日程を終了します。