佐藤理人 17年7月29日放送

170729-04

下積み時代「ドナルド・サザーランド」

俳優ドナルド・サザーランドが
初めてオーディションを受けたのは1962年のこと。

映画のタイトルは「午前4時」。台本を渡された彼は、
監督とプロデューサーと脚本家の前で演技をした。
確かな手応えを感じた。

翌朝、電話が鳴った。昨日の3人からだった。
脚本家が言った。

 君の演技にヒントを得て、
 台本の一部を書き直した

監督が言った。

 君は映画の核心を引き出した

プロデューサーが言った。

 今日電話したのは
 不採用の理由を伝えるためだ

ドナルドはショックで倒れそうになった。
ひと呼吸おいてプロデューサーは続けた。

 撮りたいのは近所にいそうな平凡な男の映画だ
 でも君は、誰の近所にもいないタイプだ

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コメント / トラックバック 3 件

  1. どぼこん より:

    雑学好きの私にはなかなか楽しい番組です。
    とりわけナビゲーターの声が素敵で、私はてっきり秀島史香さんだと思い込んでいましたが、
    2~3週間前あたりから少し違和感を感じたので、こちらまでたどり着きvievieさんだと知りました。
    ここのところフランス語が無くなりましたね。なぜですか?
    心地よい発音が素敵でした。とはいえ意味は全く分かりませんけどね。

  2. 厚焼玉子 より:

    コメントありがとうございます。
    VisionはずっとVieVieさんなのですが
    7月のみ代役の人がナレーションを担当しました。
    たぶん、それでフランス語がなくなったのだと思います。
    今月からまたVieVieさんです。

  3. どぼこん より:

    ご返事ありがとうございます。
    そういう訳だったのですか。違和感を感じたのは当然ですね。
    しかし、よく似た声質の方がいらっしゃったものですね。
    とはいえ、ちょっと奇妙な現象ですね。
    秀島さんの声と思い込んでいたものの、違和感を感じて検索しVieVieさんと知った訳ですが、実際はその時の声がまた違う人の声だった訳で、とんだ勘違いではあるものの、似た声の人が次々と。

    それはそうとフランス語はVieVieさんのアドリブなのですか。

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