蛭田瑞穂 17年8月13日放送
左利き シルベスター・スタローン
1970年代の頭、シルベスター・スタローンは売れない役者だった。
生活は貧窮の底にあった。
1975年29歳の時、観戦したヘビー級タイトルマッチに感銘を受け、
わずか3日で脚本を書き上げたスタローンは映画会社に売り込みに行く。
これが無名のボクサーが一夜にして世界チャンピオンの座を射止める
映画「ロッキー」の脚本である。
映画は世界的に大ヒットし、その年のアカデミー賞も受賞する。
ロッキー同様、スタローンもまた
この映画によってアメリカンドリームを手にした。
主人公のロッキーがサウスポーのボクサーなのは
スタローン自身が左利きだから。