Kotomi_
椅子の話 ウィリアム・モリス
サセックス・チェア。
黒塗りのブナ材を、ほぞ組みにしたシンプルな椅子。
座るところは、い草編みになっている。
この椅子が生まれたのは、19世紀のイギリス。
モダンデザインの父、ウィリアム・モリスの設立した
モリス商会が販売を始めた。
それは、大量生産や商業主義に異を唱え、
職人による手作りの作品を啓蒙するものでもあった。
ウィリアム・モリスは語る。
「役に立たないもの、美しくないものを家に置いてはならない。」
100年以上前のデザイナーは、シンプルライフを知っている。