紋章の人間国宝
メートル・ダールをご存知だろうか。
それは日本の人間国宝にならって
策定されたフランス版人間国宝の名称である。
その一人、エマニュエル・バロワは
革新的なガラス作家。
その経歴は、かなり異色だ。
農学を学んだのちに人道援助セクターに勤務、
その後は写真家となり多数の雑誌で活躍する。
撮影中にガラス職人と出会い、
独学でガラス細工を学び始める。
農学を学んだ彼のガラスは、
確かに大きな植物のようだ。
ガラスとはなんて自由な素材なのだろうと
ただただ驚くしかない。