うれしそうですよね、伊藤健一郎くん。
伊藤くんは門田組です。
東海テレビの仕事でTCC新人賞を受賞しました。
なにしろ新人賞は一度しかもらえませんから、
うれしそうな顔も無理ないですが。
伊藤くんの作品はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/RIgpykD-hrg
そして、同じ門田組の渋谷三紀さんは今年のTCC年鑑の編集員でした。
みなさん、がんばってますね (玉子)
うれしそうですよね、伊藤健一郎くん。
伊藤くんは門田組です。
東海テレビの仕事でTCC新人賞を受賞しました。
なにしろ新人賞は一度しかもらえませんから、
うれしそうな顔も無理ないですが。
伊藤くんの作品はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/RIgpykD-hrg
そして、同じ門田組の渋谷三紀さんは今年のTCC年鑑の編集員でした。
みなさん、がんばってますね (玉子)
写真のはなし マン・レイと被写体
写真家としても画家としても活躍したマン・レイが
こんな言葉を残している。
私は絵に描きたいと思わないものを写真に撮る。
それは、すでに存在しているものだ。
被写体がいて、写真家がいる。
一枚の写真の中には、
その関係性が焼き付けられている。
写真のはなし 操上和美のファインダー
コップ一杯の水で写真が撮れたら、
一流のカメラマンになれますよ。
81歳の現在も活躍を続ける写真家
操上和美はそう言う。
コップに水を入れて毎日観察していると、
水の存在や光との関係、持っている手の形など、
一つの哲学ができてくるという。
ファインダーを外した日常でも、ものをじっくり見る目。
それが写真家の武器なのかもしれない。
写真のはなし ポール・モブリ―の写真集
フォトグラファーの、ポール・モブリ―。
彼は100歳を越えるおじいちゃん、おばあちゃんを
70人以上撮影し、ある写真集をつくった。
タイトルは、「もしも100歳まで生きたなら」。
生き生きとした写真に添えられるのは、
激動の20世紀を生きぬいた先輩たちの深い言葉。
「神さまが私をこの世にいさせてくれるの」
という、117歳のおばあちゃん。
「100歳の誕生日にも飛行機にのったよ」
と語る、102歳の元パイロット。
「心の中がどうであれ、常に笑顔を絶やさずにいなさい」
というのは、お互い再婚同士の102歳と104歳。
「ズルだけは、絶対にやってはいけない」
というのは、長年牧場につとめた101歳の人生訓。
この撮影をきっかけに、100歳まで生きることを
自分自身の目標にした、というポール・モブリ―。
彼は、長生きの人には
ある共通点があることに気付いたという。
みなさん、自らが学んできたことを話したがり
人に分け与えようとします。
無口な100歳以上の人はいません。
写真のはなし ロバート・キャパの視点
20世紀を代表する
報道写真家、ロバート・キャパ。
キャパが向き合い、撮ろうとしたのは、
「戦火の真っ只中で、何が起きているか」。
カメラだけを携えて5つの戦争に従軍し、
名もなき兵士たちを撮り続けた彼は、
こんな言葉を残している。
君がいい写真を撮れないのは、
あと半歩の踏み込みが足りないからだよ
写真のはなし カメロンの理想の美
写真技術が誕生して間もない時代に活躍した
ジュリア・マーガレット・カメロン。
彼女のキャリアは始まりが遅く、48歳から。
娘夫婦から写真機を贈られたのがきっかけだったという。
しかし、それからは周囲が驚くほどの熱意で写真術を学び、
精力的に制作活動を展開し始めた。
特に彼女が没頭したのが、
ラファエルの描く天使やアーサー王物語を題材にした、
芸術性の強い写真作品だった。
当時、写真は記録のための手段として認識されていたため
彼女の作品には厳しい評価が多かったが
カメロンは自分が理想とする「美」を写真で描くことに
多大な情熱を注ぎ続けた。
写真との出会いを、彼女はこう語る。
私は先人たちの美をすべて捉えたいと切望していました。
そして、ついに、願いが叶ったのです。
カメロンが生まれた家庭は、裕福であると同時に
美人揃いでも有名だったという。
そのなかで比較的地味な娘として育ったからこそ、
彼女の中には独創的で芸術性の高い
「理想の美」が生まれたのかもしれない。
写真のはなし 多彩なナダール
19世紀ヨーロッパでは、写真技術が確立し、
ポートレートを撮ることが大流行した。
そのなかで有名な肖像写真家が、フェリックス・ナダール。
彼は、ボードレールやドラクロワを始めとする
当時の文化人を多く撮影したが、
決して友人たちのおかげで名を残したわけではない。
ナダール自身が多彩な才能を持っており
ジャーナリストや風刺画家としても活躍しつつ、
熱気球を飛ばして史上初の空中撮影を成功させたり、
人工照明を用いた地下での撮影に挑戦したりと、
様々な試みでパリ市民の注目を集めた人気者だったのだ。
その縦横無尽な活躍ぶりを、ボードレールはこう評している。
ナダールこそ、生命力の最も驚くべき現れだ。
kirainet
写真のはなし 「アラーキー」の撮り方
「アラーキー」の愛称で知られる
写真家・荒木経惟(あらきのぶよし)にとって、
写真は、被写体に向けた
ラブレターのようなもの。
だから、自分がどう感じたか、
どう見たかを、わかってもらいたい。
現像して誰かに見せるまでが
写真なんだ、と語る。
写真を撮る。その一瞬で、
相手と濃厚な関係性を生み出す。
そんな「天才」アラーキーは、
こんな言葉も吐いていた。
オトコならオンナを撮れ。
かっこつけて空とか街とか撮るな。
ちゃんと隣にいる女の子を撮れ、だよ。
HAMACHI!
写真のはなし ハービー山口のシャッターチャンス
写真家、ハービー山口。
病気を患い、内向的だった彼が、
カメラという武器を手に入れたのが、中学2年生の時。
シャッターを切るたびに、自分が救われていく。
そんな感覚がやみつきになった。
彼の写真で特徴的なのは人の顔。
人の顔が世の中で一番美しく、ドラマチックだと語る山口は、
シャッターを切る、その瞬間を、彼らしい言葉で、こう表現する。
「君の…心のピントを僕に合わせて…!」
ずっと、ずっと写真少年、少女のままでいい。
そんなときめきがシャッターモーメント。
Arturo Espinosa
よりよき世界の破片たち ミヒャエル・エンデ
この作品で伝えたいメッセージは何ですか?
作家や映画監督をはじめ、
あらゆるアーティストを悩ませるこの質問。
『モモ』や『はてしない物語』で知られる
小説家ミヒャエル・エンデは、
作品の意味を問う大人の読者からの手紙にこう答えた。
よい詩とは、世界をよりよくするためにあるのではありません。
その詩そのものが、よりよき世界の破片(かけら)なのです。
そこにあるものを、丸ごと味わうこと。
エンデの本の最も熱心な読者である子どもたちには
自然とできていることかもしれません。
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