大友美有紀 17年10月7日放送
「プラネタリウム解説員/河原郁夫」ボール紙の望遠鏡
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86歳の現役プラネタリウム解説員、河原郁夫は、
幼い頃、貧しくて食べるものもない時代、
星がきれいだったことが救いだった。
あの星の光が地球に届くまで何年かかるのだろう。
あの惑星には生物はいるだろうか。
そんな想像をしながら星を眺めていると
辛いこともみんな忘れられました。
小学校5年生になると河原少年は、
自分で望遠鏡を作って星の観察を始める。
筒はボール紙、三脚はカメラのもの。
合計10台ぐらい。
家の物干し台を「河原天文台」と呼んで
観測基地にしていた。
夢中になれるものがある。
それは幸運だと、河原はいう。