佐藤理人 17年10月21日放送
Pedro Netto
カラー・オブ・ジャズ 「ブルー」
マイルス・デイビスの最高傑作のひとつ、
「カインド・オブ・ブルー」
彼はこのアルバムのピアニストに、
バンドメンバーのウィントン・ケリーではなく、
ビル・エヴァンスを起用した。
がっかりしたケリーは、
トランペッターのブルー・ミッチェルと組んで、
「ブルース・ムーズ」
というアルバムを作った。
最先端をいくマイルスの、
クールなサウンドとは真逆の熱いハードバップ。
それは憂鬱の青ではなく、カラッと晴れた空のブルー。
このアルバムはミッチェルの最高傑作となった。