河田紗弥 17年10月22日放送

171022-02

文房具のあれこれ 〜シャープペンシル〜

1838年、
アメリカ人のキーランが「エバーシャープ」という名で
シャープペンシルを発表した。
当時は、ネジのついた棒を回して、中の芯を押し出すタイプのものであった。

日本に、はじめて輸入されたのは1877年。
1915年には、日本製のシャープペンシルが発売されたが、
芯の太さが1mmもあり、高価であったため、一般には広がらなかった。

1960年に、国内メーカーが
現在最も多い形であるノック式のシャープペンシルを発売し、
その2年後には、芯の太さが0.5mmのタイプを発売すると、
瞬く間に、多くの人々に使われるようになった。

0.5mmの芯は、
画数の多い漢字を使う日本語にぴったりの細さだったのだ。

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