佐藤延夫 17年12月2日放送

171202-04
againstthetide
絵本作家の心 エリック・カール

アメリカの絵本作家、エリック・カール。
色をつけた紙を切り、貼り付けていくコラージュという手法は、
美術学校時代に身につけたという。

「はらぺこあおむし」
「くもさん おへんじ どうしたの」
「だんまりこおろぎ」
「さみしがりやのほたる」

彼の代表的な四部作は、
どれも主人公が虫であり、
元のタイトルは、

「The Very Hungry Caterpillar」
「The Very Busy Spider」
「The Very Quiet Cricket」
「The Very Lonely Firefly」

全てに「Very」という言葉がつくのは
エリックの遊び心。
そして全ての絵本に独特の仕掛けがある。

「私は自分の直感を信じ、自分に正直に絵本を作っている。
 この点では決して妥協をしない。」

その楽しげなデザインだけではない。
しっかり筋が通った絵本なのである。

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