森由里佳 17年12月10日放送
2017年今年の顔 デミアン・チャゼル
映画「セッション」につづき、
「ラ・ラ・ランド」のヒットでその名を世に知らしめた奇才、
デミアン・チャゼル監督。
どちらの物語にもジャズを取り上げた彼は、
インタビューで、ジャズについてこう話している。
ライアン・ゴズリング演じる『ラ・ラ・ランド』のセブにとっては、
4~50年代の伝統的なジャズこそが“ジャズ”で、他は認めない。
だけど、僕はそうは思わないんだ。
ジャズは動いていくものだし、時代と折り合っていかなければならない。
現代とどう向き合っていくかが重要なんだ。
「ラ・ラ・ランド」では、
過去と現在のバランスを取りたかったと語るデミアン。
彼にとっては、この作品こそが“ジャズ”なのかもしれない。