佐藤理人 18年3月17日放送
金城典子
豊臣秀吉「王と玉」
将棋の「王将」という駒を作ったのは豊臣秀吉だった。
一般的に対局では格上が「王将」を、
もう一人が「玉将」を使用するのがルール。
しかし元はどちらも「玉将」だった。
将棋は本来、財宝を取り合うゲーム。
玉は金や銀と並んで「最高の宝石」を意味した。
しかし秀吉は部下に命じた。
玉では宝という意味になってしまう!
王にしろ!
どちらも同じでは混乱するという理由だったが、
そこには、
王は二人いらない
という本音があった。
お金より名誉を選ぶ。
今日は豊臣秀吉の誕生日。