奥村広乃 18年5月20日放送
マリリン・モンローとジーンズ
今日は、ジーンズの誕生日。
丈夫で破れない。
ブルージーンズの始まりは、男性の労働着であった。
その実用的でしかなかったジーンズを、
女性のファッションアイテムに価値転換をした人。
それが、マリリン・モンローだった。
1961年。
映画『荒馬と女』でブルージーンズを履いたモンロー。
第二の皮膚のように、彼女にフィットしたジーンズ。
馬に乗って駆け回る時も、
寝そべって休憩する時さえも、美しい。
映画を見た当時の女性たちは、
そのジーンズ姿に魅了された。
「ほんとうの魅力は、女らしさによって生まれるものよ。」
そう、モンローは言う。
彼女の魅力は、男性向けのジーンズを履いてもなお
隠れることはなかった。
魅力的なスタイルを保つために
運動を欠かさなかったモンロー。
ジョギングの時にも、ブルージーンズを履いていたという。