渋谷三紀 18年5月26日放送
白石准
絵本のひと かこさとし
絵本作家になる前の、
かこさとしさん。
自作の紙芝居で
子どもたちをよろこばせようと
意気込んでいた。
ところが、かこさんが話し始めると、
一人減り、二人減り、
ついには赤ちゃんをおんぶした
おばあさんだけになってしまった。
みんなザリガニを採りに行ったと聞かされ、
地団太を踏む、かこさん。
こんちくしょう。
なんて小憎たらしい!
でも・・・
小憎たらしいって、生きてる感じがするな。
かこさんの絵本に優等生は登場しない。
わがままで愛らしくて、
なによりいきいき生きている。