大友美有紀 18年6月3日放送

180603-03

「安野光雅」 谷川俊太郎

三億円事件のころ、
絵本作家・安野光雅の家に刑事がやってきた。
事件場所の近所の家をしらみつぶしにあたっていた。
どんな仕事をしているのかと聞かれたので、
安野は谷川俊太郎の本の装幀をしていると答えた。
刑事は谷川俊太郎を知らなかった。
その話を谷川にすると大笑いされた。

安野が谷川と共編で出した「にほんご」は、とても評判が良かった。
それは、谷川の「にほんご」についての感覚に負うところが大きい。
安野は谷川はいつも言葉を研いでいるように思う、という。

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