川野康之 18年6月23日放送
男と女の『古事記』
『古事記』が伝える日本神話。
そこには生き生きと愛し合う男と女の姿が描かれている。
イザナミが死んだ時、イザナギはどうしてもあきらめきれなくて、
死者の国にまで探しに行った。
でもそこで見つけた愛する人は変わり果てた醜い姿になっていた。
「見ないでって言ったのに」
その顔を見て、イザナギは怖くなって逃げた。
追いかけてくるイザナミ。
振り切ったイザナギは、黄泉の国の出口を岩でふさぎ、
こうして二人の間は永遠に終わりになった。