佐藤延夫 18年7月1日放送
roseロゼ
童謡 どんぐりころころ
どんぐりころころ どんぶりこ お池にはまって さあ大変
大正時代に生まれた童謡、どんぐりころころ。
作詞の青木存義は、文部省で図書編集の仕事をしているときに
この歌をつくったという。
しかし彼の手がけた数々の唱歌は、
文部大臣の認可を受けていなかったため、
どんぐりころころが小学校で歌われるのは、
昭和初期まで待つことになる。
日本の三大童謡のひとつ、とも言われるこの歌だが、
平成になると、幻の3番が存在するという噂が流れた。
やっぱりお山が恋しいと 泣いてはどじょうを 困らせた
この2番の終わり方があまりに寂しかったため、
平和な終わり方をする続編が創作されたそうだ。
童謡の中にあるシンプルなドラマは、
柔らかな余韻をまとい、愛されていく。
今日7月1日は、童謡の日。
あなたの思い出の歌は、なんですか。