佐藤理人 18年8月18日放送
海のむこう 「新大陸」
1492年、新大陸を発見したコロンブスは、
スペインに莫大な富をもたらし英雄になった。
しかし彼は発見した国の統治権と財宝の10%を要求。
図々しさと傲慢さをイザベラ女王に嫌われ、失脚。
1506年5月20日、世間にも忘れ去られ、
関節炎に苦しみながら、失意と落胆のうちにこの世を去った。
1年後、彼が発見した大陸は友人のイタリア商人、
アメリゴ・ベスプッチの名をとって
アメリカ
と名付けられた。
コロンブスは死ぬまで自分が発見したのは
アジア大陸東岸沖の島々だと固く信じていた。