大友美有紀 18年9月2日放送

180902-04

ロシアの昔話 眠り

ロシアの昔話では、主人公が手柄を立てる前や
後に眠っていることが多い。
眠りとは、冬のことではないかと考える歴史学者がいた。

 冬になると植物はすべて枯れてしまって
 死んでしまったようにみえる。
 春の雨が降ると、大地が目覚め
 緑と花々が芽吹く。

 
春と夏の実りは、主人公の手柄に見立てられる。
その後の長い冬が眠り。
雨と太陽のキスで目覚める。
昔話は、自然がつづる物語なのかもしれない。

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