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Happy Wedding 〜婚約指輪〜
ダイヤモンドを飾った婚約指輪は長い間、
貴族など裕福な人々のものだったが、
19世紀のおわりになると一般の人々にも広まっていった。
広まった理由の一つに、
1866年に南アフリカでダイヤモンド鉱山が発見され、
ダイヤモンドを安定的に供給できるようになったことがあげられる。
日本に広まったのは、戦後になってから。
1970年代頃にダイヤモンドジュエリー社デ・ビアス社が
キャンペーンで流したCMがきっかけとされている。
「お給料の3カ月分」というキャッチフレーズとともに、
時代にあわせた様々なカップルのドラマが映し出されたCMは、
当時の日本人にとって印象に残ったことはもちろん、
婚約指輪にはいくらかければいいのだろうという疑問に
「お給料の3カ月分」という答えを提示したのだ。
その結果、多くの日本人が
「給料の3カ月分」のダイヤモンドが輝く婚約指輪を贈るようになった。