大友美有紀 18年10月7日放送
Photo by Quercus acuta
「低い山・近い山」 横須賀市・鷹取山
神奈川・横須賀市と逗子市の境界近くにある、鷹取山。
標高139メートル。
石材採取の山だったため、垂直に切り立った岩壁と
岩峰(いわみね)が残っている。
なんとも奇怪な印象を受ける山だ。
鎌倉時代、三浦氏の領地で
猟師が巣立鷹を献上していた
太田道灌が鷹狩りに訪れていた。
鷹取の山名の由来はさまざまだが、
高いところを示す「タカットー」という言葉が
「タカトリ」となり、
猛禽類の鷹と取るの文字を当てたという説もある。
見上げる岩山に圧倒された思いが伝わってくる。