佐藤理人 19年3月23日放送
過去への探検 ジャイアントモア
1936年、ニュージーランドの田舎道で、
荷車を引いていた一頭の馬が倒れてこの世を去った。
馬の持ち主のジョーゼフ・ボグデンという農夫が、
亡骸を埋めるために穴を掘ると、
約800羽もの巨大な鳥の骨が見つかった。
古生物学者が調べたところ、
16世紀に絶滅した
ジャイアントモア
の骨だとわかった。
身長4m、体重250kg。
史上最大の鳥類でありながら、
翼がなく飛べなかった悲劇の鳥。
骨は古い泥に埋まっていた。
もしもモアが飛べたら、今も生きていたのだろうか。