佐藤理人 19年3月23日放送
Ryan Somma
過去への探検 ネアンデルタール人
1856年、ドイツのネアンデル谷で、
石灰岩を掘っていた作業員が一体の骨を見つけた。
地元の理科教師ヨハン・フールロットが、
その骨を組み立ててみると、
猫背で額の出た、二本足の生物だとわかった。
彼はそれが原始人の骨だと確信。発見場所にちなんで、
ネアンデルタール人
と名付けた。
しかし当時、進化論は神への冒涜とみなされており、
彼の発見は怒りと嘲笑で迎えられた。
ネアンデルタール人の存在が受け入れられたのは、
11年後、フールロットが亡くなった年だった。