大友美有紀 19年4月7日放送


江戸村のとくぞう
作家とアパート 山の上ホテル/御茶ノ水文化アパート

4月、新しい暮らしの始まりですね。
一度はやってみたいホテル暮らし。

お茶の水の「山の上ホテル」は、
文豪たちの定宿としても知られている。
川端康成、三島由紀夫、池波正太郎。
出版社の多い神田神保町の近くということもあり
作家が「カンヅメ」になることもある。
山の上ホテルの設計者は、W.M.ヴォリーズ。
日本初の純洋式アパートメントハウス、
御茶ノ水文化アパートメントも設計した。
江戸川乱歩が生み出した、探偵・明智小五郎の事務所、
開化アパートのモデルでもある。
西洋式の暮らしを前提にした間取り、バスルーム、
共用のゲストルーム、カフェや社交室もあったという。

ヴォリーズの考える住宅は、
ハウスではなくホーム。
家族が健康で幸せに生活できること。
そこには西洋も東洋もない、考え方があった。

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