佐藤理人 19年6月15日放送
雪男って信じる?
梅雨には、たくさんの名前がある。
雪男が世界的に有名になったのは1951年。
イギリスの登山家エリック・シプトンが、
長さ33cm、幅20cmの人間に似た足跡を発見した。
クマにしては大きすぎるその足跡は、
人間では超えられない大きなクレバスを、
ひとまたぎで超えていた。
かくして、雪男狩りが流行の冒険になった。
ガイドたちは山に住む巨人の話を繰り返し語り、
雪男のものと称する骨や皮が土産物として人気を博した。
しかしそのどれもがヤギのものだった。